不用品処分による気持ちの整理


生きていく上で、必要ではなくても捨てられないもの、何らかの思い入れがあり、捨てたいけれども捨てられない、というものも多数存在する。その処分には大きな決断が必要である。必要であるかないかを考えることもなくそのままにしているものも中にはあるだろう。しかし、引越しをするとなると思い切って幾つものモノを処分する必要が出てくる。それは、ある意味で人間にとっての一つの大きな門出となる。物質的、精神的その両面においての門出である。

モノには、人間の心理が反映されている。必要であると思えるものには何らかの愛着が存在しており、時と場合によってそのものが必要である場合、ない場合が存在するのはその愛着による変動であるとも考えられる。だからこそモノを処分することができない人間が多いのであるが、モノを処分することには大きな精神的成長も期待されると考えられる。捨てられないものを捨てようとすることにより、過去の自分と決別することができるからである。

この、不用品処分という行為には、気持ちの切り替えという効果も見られる。何か心に引っかかるものがあったとしても、その存在を切ってしまうことで自らをリセットすることができる。不用品処分はまさにその具体例ではないであろうか。引越しと同様、新たな門出を迎えることができる。部屋も片付く、モノもなくなる、気持ちの整理をつけリセットすることができる。これらの大きな利点が、不用品処分には存在しているのではないかと考える。